皆様ごきげんよう スタッフNです。
先日新宿のショールームに行ってまいりました。一昔前は建築やインテリアのショールームが都内あちこちにあり、移動だけでも大変でしたが、今は新宿に行けば大体間に合い、お家一軒まるまるコーディネートが完了してしまいます。
競合メーカーも同じエリアにあるほうがメリットが大きいという事でしょうか。統合もありますが、どんどん近くに集まって来ましたね。
LIXILショールーム
車椅子対応のキッチン
車椅子も介護者も余裕で入れるゆとりのあるスペース。実際はなかなかここまでの広さは取れないかも。勿論ドアは引き戸です。
浴槽の横にベンチがあり浴槽への移動がスムーズに。手摺も動線に沿って設置されています。
今回はユニバーサルデザインをメインに見学して来ました。写真は全てLIXILさん。
TOTOさんの新宿ショールームには実物が展示してなくて確認できませんでしたが、
頂いたカタログを見ると…
TOTOさん!福祉用具もついにやり出したか!
段差解消スロープや、半固定式の手摺、適正寸法なども書かれているカタログはとても参考になります。
TOTOさんもLIXIL(INAX)さんも、もとは衛生陶器設備のメーカーさんですが、時代に合わせ顧客ニーズをしっかりと掴んでいるようです。
どちらのメーカーが良い、というわけではありませんが、この2社は長年切磋琢磨して頑張って来た印象。
今ではトイレになくてはならない洗浄便座。
TOTOさんはウォシュレット、INAXさん(現在のLIXIL)さんはシャワートイレという商標で販売していますが、
TOTOウォシュレットの名前の由来を皆様ご存知でしょうか?
それまでの「おしりを拭く」というトイレ文化に代わり「おしりを洗う」ことを普及させたいという思いから「Let's Wash (さあ、おしりを洗いましょう)」を逆にして「WASHLET」と名付けられたそうです。
当時TOTOさんは全国でウォシュレットキャンペーンを実施。これが見事に当たりました。
誰よ、この時の販売戦略担当は…本当、すごいと思います!
「おしりだって、洗ってほしい。」のキャッチコピーを使ったセンセーショナルなCMが話題となり、業界シェアを大きく拡大。
INAXさんはこの戦いに大きく出遅れてしまい、洗浄便座においてTOTO時代がしばらく続きました。
CMキャラクターは女優の戸川純を起用し、彼女の持つ独特の世界観も国民にインパクトを与えましたね。そんな事を覚えている方はきっと私と同年代!
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