ついこの間まで自分の足で元気に歩いていたのに、病気をしたとたん突然車いす生活になってしまった!お風呂はどうしたら良いのだろう…
今の家のお風呂で大丈夫ですか?
残念ながら、ほとんどのお風呂は今のままでは対応が難しいのです。
その理由として、
○洗面所と浴室の床に段差があって車椅子利用の方は浴室内に入る事が出来ない…
○入口ドアの開口部が狭いので、出入りが困難…
○浴室内に手すりが無い、または浴槽内への移乗が困難…
○浴室がとにかく寒くて、暖まりたいけれど入るまでの寒さを考えると入浴を躊躇してしまう…
などが挙げられます。
お風呂は温熱効果やリラックス効果も期待出来る為、体調の良い時は是非積極的に入浴して欲しい。
洗面所と浴室の床の段差はスノコを利用したり、
出入りについては、キャスター付きのシャワー椅子を導入したり、
浴室内への移乗はバスボードやリフトなどを利用する。
これらは福祉用具を使う事である程度は解決します。しかし福祉用具では解決できない問題もあり、
それらは改修工事の内容になって来ます。
壁への手すりの取り付け、
ヒートショックを防ぐ為の暖房設置
などが挙げられます。
築30年以上の戸建は断熱材などがあまり入っておらず、とにかく寒いのです。お風呂も同様で、暖かい浴室でなければ快適な入浴とはなりません。
そして浴室は危険がいっぱいです。
床が滑りやすい事はありませんか?
高齢になると筋力・視力が衰えてしまうため、ちょっとした段差や思いがけない滑りで転倒・転落を引き起こしてしまいます。
転倒し骨折、そして寝たきりとならない為にも、早目の対策が必要です。
タイルの目地にすぐにカビが生えて掃除がしづらい…そこも気になるところです。
思い切って取り替え工事をする場合は、建築だけではなく介護の知識のある業者を選びましょう。
選択の一つとして、「福祉住環境コーディネーター」有資格者のいる会社が望ましいと思います。
我慢せずにもっと早くやっていれば良かった…
まだまだお元気なうちから、浴室改修工事を考えてみる事をおすすめします。
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